6/16(wed) ハーディング&スウェーデン放送so.を聴きに行く
大好きなダニエル・ハーディングの指揮で、手兵のスウェーデン放送交響楽団の来日公演最終日を聴きに、東京オペラシティへ行きました
このオーケストラは全然知らないのですが、とかく北欧は金管が爽やかというイメージを持っており、ましてハーディングなら絶対良いだろうと期待度100%
曲は《ドン・ジョヴァンニ》序曲に《ドン・ファン》そしてマーラー《巨人》という、オケを堪能するには十分のプログラムです。
配置は下手からvn1,vc,va,vn2。cbは下手側。
下手奥にhr,上手奥にその他の金管。ただしマーラーではhrの後ろにtbがフォロー?
木管2段目とその後ろのパーカスが同じ高さ。こういうのもアリなんですね。
指揮者を楽員さんが拍手して迎えるなど、和気あいあい。
1曲目 《ドン・ジョヴァンニ》序曲(モーツァルト)
演奏会で序曲だけ聴くには、エンディングにムリヤリ感があるのであまり好きではないんだけど。
この曲用の小さいティンパニを使っての歯切れ良い演奏。
2曲目 《ドン・ファン》(R.シュトラウス)
凄く良かったホールが響くためか、テンポは落ち着いてたけど、粘り気とウネリが凄かったね〜
ハーディングの指揮はカッコよくて、かつ間がいい!先振りタイプだけど、多分演奏しやすいだろうな。
3曲目 交響曲第1番《巨人》(マーラー)
これも良かった。トゥッティでのオケの鳴りが気持ちよい静かなところも木管楽器頑張ってました!
で、4楽章から二人目のティンパニ奏者が登場したけど、これが異常にヘタで
ロールがド ダ ド ダ ド ダ ド ダって、なんだよもー!
どう考えてもこれはマズイでしょう。
これで4楽章は興ざめ。できればこの人だけ見えなきゃ良かったよ。
終演して、オケメンバー同士が涙流しながらお互いを称えあっての「ハグ合戦」面白かったし、その後ハーディングが再度登場してからのスタンディングオベーション。クラシックコンサートの醍醐味ですね!
アンコール《トリスタンとイゾルデ》の「愛の死」(ワーグナー)
多分前奏はカットしてたと思う・・
ワーグナーってアンコールに合いますよね!
ハーディングの表現は素晴らしいです。フルートの先生が彼の指揮で吹いたときに「只者ではない」と漏らしてたけど、やりたいことをオケにちゃんと伝えてやらせる力があって頼もしい!
オケもやる気マンマンなところが素敵だ。実際演奏もちゃんとしてたし。
また行こうと思うが、そのころにはチケットの値段高くなっちゃってるかな?
多分ハーディングは今後さらにいいポストにつくとは思うけど、今現在のオケで聴けたこともまたすごく良かったと思います。好感持てました。